ぴーすけ6ヶ月24日目

スターバンドリモルディングヘルメット装着32日目。

今日は赤ちゃんの頭蓋変形と赤ちゃんの発達遅延について考えてみたいと思います。

以下は、私がヘルメット治療を決意する際に参考にした、1つの文献です。https://www.jmedj.co.jp/journal/paper/detail.php?id=3657

日本医事新報社の発行している質疑応答で、西宮協立脳神経外科病院院長が「新生児の頭蓋変形と骨盤位の関係」というタイトルで回答しているものです。

Q&A形式で短く、医学的に素人の私でも非常に読みやすい文章でした。

特に参考になったのはここ↓です。

「(中略)頭蓋変形は成長発達遅滞や機能障害の原因とはならないと考えられてきたが,斜頭症などを伴う症例では神経発達および運動発達に遅れがみられるとの報告が複数あり,頭蓋変形と発達遅滞との関連性が注目されている(文献3,4)。固定観念にとらわれず,積極的治療の可能性も含めて検討頂けると幸いである。治療法としては,なるべく一定体位をとらないような工夫が重要だが,ドーナツ枕やタミータイム(寝ているときは仰向けに,起きているときは腹ばいにして発育を促す方法)は,苦労の割には効果が不確実であり,定頸後なるべく早期(至適開始時期は生後4~6カ月)にヘルメットによる矯正を開始するのが有効である(文献5)。(中略)」

ぴーすけは右への強い向き癖による斜頭症。

これを読んだときは、発達遅延の可能性の不安と共に、

「ほらー、やっぱり。発達に影響するんじゃん!!」と、勝ち誇ったような気持ちになりました。

というのも、かかりつけ医の小児科医①も小児科医②も、4ヶ月検診の医師も、医療職である姉家族も、みんな「赤ちゃんの頭の歪みは発達に影響ない」と言っていました。

姉に至っては、ヘルメット治療を冗談だと受け止めて笑いながら軽く流された。

こちらのQAも、ネットの情報と言われればそれまでだけど、専門に学んでもいないイチ小児科医の考えよりも、専門で学んでいる人の国際規模の文献のが参考になる、と思ってしまいました。(まぁ原文には当たっておりませんが‥)

このまま周りの意見に流されて、何も動かないと絶対後悔する!と、背中を押された気持ちになりました。

ただし後日談として、「斜頭症による発達の遅れは小学校くらいには追いつくという報告もある」という情報も得ました。

ただこちらは信頼できる参考文献が見当たらず‥真実は不明。

以上がヘルメット治療を決意する一端となったことは確実ですが、この話には続きがありまして。

個人的には、もう1つ仮設を立てています。

それは睡眠との関係。

どこの文献でも、赤ちゃんの頭蓋変形の出生後誘因=向き癖であることは明らかにされてます。

当たり前ですが、同じ向きで寝てる時間が長ければ長いほど、頭蓋変形は進行します。したがって、(向き癖があることは大前提ですが)、あまり泣かずによく寝る手のかからない赤ちゃんほど、頭が歪むのでは、と考えました。

そして同時に、あまり泣かずによく寝るお利口さんな赤ちゃんは、寝てる時間が長い分、受ける刺激も動く機会も減り、発達が遅れるのではないか?とも考えました。

つまり、上記文献による、「赤ちゃんの頭が歪んでいることを原因として発達が遅れている」のではなく、「よく寝るから頭が歪む」し、「よく寝るから発達が遅い」だけなのでは‥?というのが私の仮設です。

何故なら、ぴーすけがそうだから。サンプル数1。笑

まわりに斜頭症の赤ちゃんを持つママ友がいないので、サンプル数を増やして研究することができません✋

どなたか偉い人が研究してくれるといーいな。

まぁなんにせよ、ぴーすけはヘルメット治療を開始しました。発達も遅れず、見た目も綺麗な頭の赤ちゃんになるぞ!